インプラント治療とは
インプラント治療とは、顎の骨にチタン製の人工歯根(インプラント)を埋め込み、アバットメントで人工歯を被せる治療法です。歯を失ったときの治療法には入れ歯やブリッジがありますが、インプラント治療もスタンダードな治療法として浸透しつつあります。
当院では、インプラント治療前の十分なカウンセリングで患者さまの不安やお悩みを解消してからインプラント治療を行っておりますので、どうぞご安心ください。
インプラントの種類について
世界で150~200社ものメーカーがインプラントを製造しています。インプラントには1ピースタイプと2ピースタイプがあり、それぞれの特徴を踏まえて適切な方法を選ぶことが重要です。
また、インプラントは生体親和性に優れたチタン製を使用していますが、純チタンとチタン合金があり、安全性や耐久性、機能性が異なります。当院で使用しているのは、安全性と耐久性、機能性に優れた純チタンのインプラントです。
また、歯や骨を構成するハイドロキシアパタイトでコーティングしたHAインプラントも使用しております。骨と協力に結合することで感染が起こりにくいという特徴があるため、骨の状態が悪いときや、抜歯と同時にインプラントを埋め込むときなどに適しています。
インプラント治療では、信頼性が高いメーカーのものを使用することが重要です。当院では、世界的なインプラントメーカーであるストローマン社のインプラントと、国内トップシェアの京セラのPOIインプラントを採用しております。
1ストローマンインプラント
スイスのベルン大学とストローマン研究所が協力開発し、1974年から使用されている実績豊富なインプラントメーカーです。口腔インプラント学のための国際チームである「ITI(International Team for oral Implantology )」と連携し、信頼性の高いインプラントの研究を続けています。
SLAと呼ばれるインプラント表面性状により、骨を素早く結合します。また、日本人の顎に合いやすいサイズのインプラント体で、顎に埋め込んでから最短6週間で上部構造の作成が可能です。世界No.1シェアを誇るインプラントメーカーのため、患者さまとしても安心してインプラント治療を受けていただけると思います。
2京セラインプラント
京セラ株式会社は、医療用製品や電子機器、セラミックなどを取り扱う大手メーカーで、1978年に日本初の歯科用インプラントを発売しました。
京セラのPOIインプラントは、国内で最も古い歴史がある国産インプラントです。豊富な実績と長い研究に基づいて開発されており、日本人の小さい骨格にも対応できるサイズと形状を持ちます。また、治療期間を短くできるように、1回法と2回法の両方に対応していることも特徴です。
POIインプラントには、チタン合金をベースに陽極酸化処理をインプラント表面に施した「FINAFIX」と、ハイドロキシアパタイトをコーティングした「FINATITE」があります。FINAFIXは審美性に優れ、FINATITEは骨との結合性に優れています。
また、セメント固定式やスクリュー固定式、磁性アタッチメントなど、さまざまな補綴物にも対応できます。
インプラント治療はこんな方におすすめです
健康な歯を削りたくない
インプラントは、歯を失ったところにけ埋入します。その際に、周りの歯を削ることはありません。
入れ歯の装着時に違和感がある
インプラントは入れ歯のように金具で周りの歯に負担をかけません。
総入れ歯が口の中でずれる
インプラントは顎の骨に埋め込むことでしっかりとした土台を作るため、ずれる心配はありません。