インプラント治療に関する良くある質問
インプラントは何年ぐらい持ちますか?
多くの場合は天然の歯と同じぐらいもちます。しかし、日々の歯磨きを怠るとインプラント周囲炎になり、インプラントが抜け落ちる可能性もあります。日々の歯磨きや歯科医院での定期的なメンテナンスを続けていただくことで、25年以上はもつともいわれています。
定期的なメンテナンスを受けているのにインプラントが抜け落ちた場合は、10年間の無料保証を受けていただけますので、治療後は必ずメンテナンスにお越しください。
インプラント治療を受けると、どのぐらい噛めるようになりますか?
入れ歯は天然歯と比べて噛む力が3分の1程度になるといわれています。対してインプラント治療は、天然歯とほぼ同等の力で噛めるため、食事に支障をきたしません。インプラント治療では顎の骨にインプラントを埋入して土台を作り、そのうえにアバットメントで人工歯を繋げるため、土台がない入れ歯と比べてしっかり噛めます。
見た目は天然歯と変わらないのでしょうか?
インプラント治療では、天然歯に近い見た目のセラミックを使用します。ただし、フレームはチタン製のため、歯茎が痩せて下がってくると、チタン製のフレームが少しだけ見える可能性があります。前歯のように将来的な見た目が気になりやすい部位には、白いジルコニアのフレームを選ぶことも可能です。
金属アレルギーでもインプラント治療を受けられますか?
インプラント治療で使用するチタンは人工関節にも使用される素材で、生体親和性に優れています。そのため、金属アレルギーが起こる心配はほとんどありません。しかし、心配な方は、皮膚科でご自身の金属アレルギーの種類をご確認いただいた方がよいでしょう。
歯が1本もない状態でもインプラント治療を受けられますか?
歯が1本もなくても、インプラント治療を受けていただけます。ただし、歯周病で歯を失われた場合は骨の量が不足している可能性がありますので、まずは検査で骨の量を調べる必要がございます。また、全身疾患がある方もインプラント治療を受けられない可能性があります。
当院では、顎の骨の量が少ない場合に増骨手術をご提案しており、多くの場合はインプラント治療を受けていただけますので、他院で断られた方も一度ご相談ください。
インプラントの手術は痛いのでしょうか?
インプラント治療の前に必ず麻酔を行いますので、治療中に強い痛みを感じる心配はありません。もし、麻酔が切れかけても麻酔を追加いたしますのでご安心ください。
手術後に痛みや腫れはありますか?
インプラント治療では、歯茎の切開と顎に穴を開ける必要があるため、術後には痛みや腫れが生じます。また、増骨手術を受けた場合も腫れる場合があります。しかし、術後に処方する痛み止めを服用いただければ、痛みや腫れが大きな問題になることはありません。
治療期間はどれぐらいですか?
上顎よりも下顎の方が骨密度が高いため、比較的短い期間で治療できます。ただし、喫煙や糖尿病などの要因で傷の治りや骨ができるまでの期間が長くなります。基本的には下顎で4ヶ月、上顎で7ヶ月ほどかかります。
インプラント治療に健康保険は効かないのでしょうか?
インプラント治療は保険適用外ですが、医療費控除は受けていただけます。インプラント治療は高額な治療法のため、それだけ医療費控除による還付金額も大きくなります。
インプラント治療はどういった場合に受けられないのですか?
脳疾患、心疾患、糖尿病などの全身疾患のある方、妊娠中の方は、インプラント治療を受けていただけない場合があります。全てのケースにおいてインプラント治療を受けられないわけではないため、まずはご相談ください。また、お口の清掃状態が極めて悪い場合は、歯周病を防ぐために十分なケアをしていただき、歯茎の状態が改善してからインプラント治療を行います。
インプラント手術が怖いです。
手術中の痛みは麻酔で抑えるため、手術中に急激に痛む心配はございません。また、治療時間は1本につき20分程度で、増骨手術を含めても1時間以内で終わる場合がほとんどです。それでも強い不安がある方には、静脈内鎮静法でリラックスしていただいた状態での治療をご提案しております。
インプラント治療にはどれぐらいの時間がかかりますか?
骨が足りていて増骨手術が不要な場合は、1本あたり20~30分です。増骨手術が必要な場合でも、30分~1時間ほどで終わります。途中で休憩もしますので、それほど大きな負担はかかりません。
インプラント治療はどこの歯科医院で受けても同じですか?
インプラント治療では、経験に裏打ちされた高い技術力が求められます。一流メーカーのインプラントの使用や適切な衛生管理だけでは、質の高いインプラント治療は行えません。さまざまな術式に対応できて、予定通りに手術が進行しなくてもリカバリーできる技術を持つ歯科医師のインプラント治療を受けることが大切です。
また、骨が少ないほどにインプラント治療の難易度が増します。このような場合にも問題なく対応できるかは、必ずチェックいただきたいポイントです。